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【お客様事例 ① 】業務管理システム 1GEN3(イチゲンサン)導入

2023年8月 10日

これまで当社では、様々な業種・業態の企業様から、新規事業の検討や社内体制の見直しなどのご相談をいただき、企業様とともに取り組んでまいりました。今夏から企業様のこうした取り組みを皆さまにご紹介いたします。
第一弾として、当社が販売している製造業・建設業向け業務管理システム「1GEN3(イチゲンサン)」を導入いただいた有限会社カワムラ化工の代表取締役 河村 佳子さんにお話をお伺いいたしました。

有限会社カワムラ化工 企業情報
所在地:大阪府吹田市南吹田1-18-2
従業員数:15名
URL:https://kawamura-kakou.com/


-会社の創業についてお聞かせください。

河村社長:当社は、フッ素樹脂、プラスチックの切削加工を行っている会社です。樹脂パッキン、フッ素樹脂をはじめ様々な素材から製作しています。
主な取引先は、淀川ヒューテック株式会社様で設立当初の約40年前からずっと取引があります。
私の父(先代の社長)が、当社の前身の河村製作所を最初は20坪程度の事務所に旋盤一台だけで開業しました。父は根っからの技術者(旋盤工)で、治具から手作りしていました。創業する前に、淀川ヒューテック様に勤めていて、そのご縁でお仕事をいただき、現在に至っています。
先代の社長は、根っからの技術者だったので、事務作業が苦手でした。そこで、会社を手伝ってほしいと専業主婦だった私が呼ばれ、創業当初から二人三脚で事業を行ってきました。10年ほど前に現在の所在地にうつってきたのですが、その時期に事業承継を行い、現在に至ります。

-培われてきた事業における御社の強みを教えてください。
河村社長:PTFE(テフロン)をはじめ、その他難削材でも安定した寸法の製品の製作が可能です。また、数ミリ程度の製品でも複雑な加工が可能です。金型での製造は1000個単位の発注が必要ですが、当社は小ロット(1個)から製作でき、尚且つ当社の技術力で、金型では精密に出せない寸法も出すことが可能です。現在はNC旋盤10台を有しており、若手の技術者の育成にも力を入れています。-当社の業務管理システムを導入されたきっかけを教えてください。
河村社長:1~2年ほど前から、バックオフィス機能(総務・経理関連)を強化したいと考えていました。ずっと受発注管理はExcelで行っていたのですが、事業が拡大していくなかで事務員さんが増えても同時並行で作業ができない、Excelの式が壊れるなどの問題がありました。いろいろと検討していくなかで、どのシステムが自社にあうか分からず、導入するという決断には至りませんでした。
その中で、北おおさか信用金庫 吹田支店でCOPELコンサルティングの中小企業向け相談会があり、業務管理システム「1GEN3(イチゲンサン)」をご紹介いただきました。自社の業務フローにあわせて開発いただけるということで、導入することにしました。ただ、少し予算オーバーなところがありました。

-導入資金として吹田市が実施している事業者向けの補助金「中小企業等チャレンジ補助金(以下、チャレンジ補助金)」を活用できたのが大きかったですね。
河村社長:チャレンジ補助金は、公募のタイミングがよく、活用しやすくてよかったです。補助金の入金までの流れもスムーズでした。

※吹田市「中小企業等チャレンジ補助金」とは・・・吹田市内に主たる事業所を有する中小企業等が活用できる補助金。補助上限額200万円、補助率2/3

-システム導入が初めてだったということですが、実際にシステムを導入した際のエピソードをお聞かせください。
河村社長:業務管理システムを導入することが初めてだったので、開発元である株式会社マクティズムさんと直接打合せすることが出来、カスタマイズ開発を進めていきました。システム導入後も使いながら要望を聞いていただき、機能アップしてもらっています。使っていくと、どうしても「この手順がこうだったら良いのに」ということが起こります。その都度、わからないことは丁寧に教えていただきながら、改善を適宜行っています。

-2023年1月末に導入されて半年が経ちますが、現在のご状況はいかがでしょうか。
河村社長:見積書からデータを一元管理しており、必要なデータを引っ張ってこられるので、製造指示や各種帳票を発行するのがとても楽になりました。また、今までは複数人が同時並行で作業ができなかったのですが、そこが改善されました。今までと画面と見え方が違うので、慣れるまでは違和感があると思いますが、徐々に慣れていくと思います。

-バックオフィスを強化され、更なる事業展開を検討されていると思いますが、今後の展望をお聞かせください。
河村社長:今ある技術にさらに磨きをかけ、基盤を築いて次世代に繋いでいきたいと考えています。
これまではあまり営業活動をしてこなかったのですが、第11回 大阪府内信用金庫合同ビジネスマッチングフェア2023(2023年6月6日、7日開催)に出展したところ、試作依頼が2件ほど来ています。今後は展示会出展など営業活動を行っていき、新しいことにチャレンジしていきたいと考えています。

-取材にご協力いただきました有限会社カワムラ化工様、ありがとうございました。

■取材後記■
有限会社カワムラ化工様は、自社の課題の洗い出しを行い、その課題解決に向けてDX投資をされ解決された事例になります。また、自治体ではその現状や課題に対応した事業者向けの特徴的な補助金の公募を行っていることがあり、それを有効活用された事例でもあります。
今後も当社では取材活動を積極的に行い、お客様の事例を随時ご紹介いたします。ぜひご覧ください。

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